フェルメール展の基礎知識|作者・作品の特徴と人生をざっくり解説【ヨハネス・フェルメール】

フェルメール作品のみどころ① 光

 

びーさん

どんな作品があるかざっくり知りたい!

あーとん

ふむ。詳しくは公式サイトを見た方が綺麗な色で見られるんだが…とりあえずこんな感じだの。

 

 

 

 

びーさん

へ〜。なんか「昔」って感じの作品が多いね。

あーとん

服装も今とは全然違うからの。

 

フェルメールの作品の見所は、
何といっても「」です。

室内照明が現代のように明るく
部屋の隅々までを照らしていなかった時代、
自然光の美しさはより際立っていたことでしょう。

 

フェルメールの作品の多くは
窓際に人物を立たせています。

そこから差し込む光によって
人物が柔らかい光で照らされています。

 

もう一度作品を見てみましょう。

 

びーさん

柔らかい光のスポットライトみたいだね!

あーとん

暗い部分があることで、フェルメールが描きたかった部分がより際立つというわけなんだの。

 

 

あーとん

もう一つ、注目してほしい「光」があるんだの。ヒントはこの作品だの。

 

 

あーとん

真珠の耳飾の少女」と「青いターバンの少女」の2つの呼ばれ方をしている作品だの。

 

びーさん

これ見たことある!今回の作品は窓際の光がないよ?

あーとん

でも左側がぼんやり光っているところは同じだの。他に光っているところはあるかの?

びーさん

タイトルにもある「耳飾り」が光ってる

 

あーとん

そうなんだの。その他にも、瞳や唇が光っているんだの。光っているポイントに印をつけてるとこんな感じだの。

 

 

びーさん

光の点があるんだね!

 

フェルメールのこのような描き方は
今でこそ新鮮味はないかもしれませんが
この時代ではとても新鮮な描き方だったそうです。

 

「真珠の耳飾りの少女」以外にも
この「点で光る」描きかたが見られます。

 

「牛乳を注ぐ女」の牛乳も
キラリと光っています。

 

びーさん

フェルメールの作品を見るときは、「キラッと光っているところ」を探すとテーマがわかりやすいんだね!

 

あーとん

そうだの。“左側からのスポットライト”と“キラッと光る点”を探すと、フェルメールらしさを味わえると思うの。

 

あーとん

もう一つのみどころをチェックしておこうかの。

 

 

フェルメール作品のみどころ② 青

 

フェルメールの作品には
美しい「」が使われています。

 

びーさん

青い色に注目すればいいの?

あーとん

そういうことだの。シンプルだの。

 

 

 

びーさん

青がきれいだね〜!

あーとん

この美しい青を使うことができたのは、フェルメールが、当時の画家としては裕福だったからでもあるんだの。

 

絹織物職人でありながら、
パブと宿屋を営んでいた父を持つのが
フェルメールでした。

ただ、フェルメールが結婚した時点では
父親は多額の負債を抱えていました

とはいえ、結婚後も
人並み以上の生活が送れたそうです。

 

びーさん

負債って借金だよね?借金があるのに人並み以上の生活?!なんで?

あーとん

フェルメールは・・・なんというかラッキーな人物なんだの。

 

フェルメールが人並み以上の
生活を送れたのは、義母が裕福
その支えがあったからだったそうです。

そして、
義母が財力を発揮してくれたのは
生活だけではなく、
「画家として」の部分にもありました。

 

びーさん

画材を買ってもらえたってことだね!

あーとん

画家にとっては、財力があるかないかはとても重要なことなんだの。使える色も変わってきてしまうからの。

 

画材を豊かに買ってもらえる
環境にあったフェルメールは、

当時は純金よりも高価だったという
ラピスラズリ(鉱石の種類)」を
原料にした「」を存分に使えたそうです。

 

こちらがラピスラズリです。

出典:https://kusanomido.com/study/life/music/22610/

 

びーさん

この石が金よりも高価なの?!

あーとん

美しさにそれくらいの価値があるということなんだの。フェルメールが使った青はあまりに美しいから、“フェルメール・ブルー”と呼ばれているんだの。

 

また、フェルメールは
画家を目指してから
すぐに評価されたため

有力なパトロンにも恵まれました。

 

※パトロン=作品制作のためにお金を出資してくれる人。スポンサーに近い。

 

有力なパトロンがいると、
生活も安定するので

お金稼ぎとしてたくさんの絵を
描く必要がありません

そして、ひとつの作品に
じっくり時間を掛けることができます。

 

あーとん

人気の画家の作品なら、枚数が少ない方が希少価値も出るしの。もしかしたらわざと1枚の絵をじっくり描かせていたのかもしれないの。

びーさん

特別感が出るってことか〜・・・。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です