「美ゼミ」のみなさんこんにちは!
あーとん
あーとんだの。
今日はみなさんに、
展覧会が楽しくなる知識をご紹介します!
びーさん
え〜…展覧会とか難しそうなんだけど…
あーとん
なかなか「展覧会大好き!」という人は多くないかもしれないの。でも話題になると気になるという人もいるのではないかの。
びーさん
夏休みにレポートの宿題が出て見に行くことはあるよ。
あーとん
そうだの、宿題になるときもあるの。そういうときに「ただ見るだけ」と「ポイントを予習してから見る」のでは、感じることの多さが全然違うんだの。
あーとん
今回は、これを知っておけば鑑賞しやすいというポイントを教えていくの。
展覧会の魅力を知って、
せっかくの「鑑賞チャンス」を
逃さないようにしましょう!
今日のめあて
フェルメール展の魅力を知り、自分が鑑賞してみたいところを見つけよう。
あーとん
自分が見てみたいところを探すのが、鑑賞に対して前向きになれるコツなんだの。
自分だったらどの作品のどこを見てみたいか、
考えながら記事を読み進めてみましょう。
フェルメール展の概要(ここがすごい!)
まずはフェルメール展が
いつ・どこで行われるかチェックしましょう。
2018年10月5日(金)から
2019年2月3日(日)までは
「上野の森美術館」で、
2019年2月16日(土)から
2019年5月12日(日)までは
「大阪市立美術館」です。
びーさん
国内で2箇所、順番に展示されるわけだね
『フェルメール展』が
力を入れてPRしているのには
理由があります。
それは、作品数が過去最多だからです。
あーとん
フェルメールの現存している作品は、画家としては非常少ないんだの。その数、35作品。作品数の多さで知られるピカソなら、数年で描いてしまいそうな枚数だの。
日本での美術展では史上最多となる
9作品が東京に展示されます。
フェルメールの全作品のうちの1/4が
日本に集まることになります。
これは、欧米の主要美術館が
特別に貸し出してくれたことで実現したそうです。
びーさん
なんで貸してくれるのが「特別」なの?
あーとん
さっきも話したように、フェルメールの作品は全部で35作品しか現存していないので、とても貴重なんだの。
その上、1970年代以降にフェルメールの作品が次々と盗まれる事件が発生したんだの。人気作品は高く売れるからの…。
びーさん
え!こわい!!そりゃ貸したくないよね…
あーとん
そうなんだの。だから、破損や盗難を防ぐためにも、ルーブル美術館などの大手美術館は、貸し出しを渋る傾向があるんだの。
今回、日本に作品貸してくれたのは、近年の日本の展示や警備の状況が「安全だ」と認められたからなんだの。
びーさん
へー!なんかすごく珍しい展示ってことだね!ところで作品はどんな感じなの?
あーとん
それは次ページで説明するかの。