ブダペスト展は[紫のドレスの婦人]が見所?シニェイ・メルシェ・パールはどんな人?

あーとん

あーとんだの。今日は美術展「ブダペスト ヨーロッパとハンガリーの美術400点」について紹介するの!

 

2019年12月4日(水)から
六本木・国立新美術館では、
日本とハンガリー
外交関係開設150周年を記念した
美術展
「ブダペスト ヨーロッパとハンガリーの美術400点」

 

まずはどんな美術展なのか
公式サイトで確認してみましょう!

日本とハンガリーの外交関係開設150周年を記念し、ハンガリー最大の美術館であるブダペスト国立西洋美術館とハンガリー・ナショナル・ギャラリーのコレクション展を開催します。両館の所蔵品がまとまった形で来日するのは、じつに25年ぶりとなります。
本展では、ルネサンスから20世紀初頭まで、約400年にわたるヨーロッパとハンガリーの絵画、素描、彫刻の名品130点が一堂に会します。クラーナハ、ティツィアーノ、エル・グレコ、ルノワール、モネなど巨匠たちの作品に加えて、日本では目にする機会の少ない19・20世紀ハンガリーの作家たちの名作も、多数出品されます。「ドナウの真珠」と称えられるハンガリーの首都、ブダペストから一挙来日する珠玉の作品群を、ぜひご堪能ください。

 

 

 

あーとん

という事で12月4日~六本木・新国立美術館で行われる美術展「ブダペスト ヨーロッパとハンガリーの美術400点」の紹介なんだの
ハンガリーってどあたりにあるんだっけ?

びーさん

あーとん

オーストリアのおとなりさん、なんだの

 

 

 

「ブダペスト ヨーロッパとハンガリーの美術400点」ってどんな美術展?

 

 

今回開催される
美術展「ブダペスト」
日本とハンガリー
国と国とで交流をするようになって
150周年を記念して開かれる
イベントの一つになります。

 

あーとん

1869年に交易が開始されてから今年で150周年なんだの
ハンガリーってどんな国なんだろう?

びーさん

あーとん

ワインやクラシック音楽が有名で、日本と同じく温泉好き。そしてルービックキューブの開発者エルノー・ルービックの出身国でもあるんだの

 

〈ルービックキューブ〉

〈エルノー・ルービック〉

ルービックキューブって、一度も成功したことないや

びーさん

あーとん

速さを競う世界大会だと3秒台で完成させてしまうんだの
凄すぎてもはや意味わかんない!ここに文章

びーさん

 

〈首都 ブダペスト〉

〈セチェーニ温泉〉

 

あーとん

今回の記念行事は、美術展はもちろん、コンサートや映画の上映、記念切手の販売など、色んなイベントが開催されてるんだの

 

〈記念切手〉

 

美術展のタイトルにもなっている
「ブダペスト」ハンガリーの首都
そしてハンガリーの二大美術館
「ブダペスト国立西洋美術館」
「ハンガリーナショナルギャラリー」
が所蔵する130作品が来日します。

〈ブダペスト国立西洋美術館〉

〈美術館内部〉

〈ハンガリー国立美術館〉

 

あーとん

芸術文化が一気に花開いたルネッサンス期から18世紀までと、19世紀から20世紀初頭までの二部構成なんだの
ルネッサ~ンス!ってたしか復活って意味だっけ?

びーさん

あーとん

ルネッサンスの説明をものすごーく簡単に言ってしまえば、ギリシャ時代の美術を参考にさらに美しさを追求した時期とでもいっておこうかの
その辺はまたチャンスがあればゆっくりと聞きたいな!

びーさん

あーとん

ということで、今回の美術展の見所の紹介なんだの

 

 

注目作品は?

 

 

今回の美術展の注目は
なんと言っても
ハンガリー出身の画家達の作品です。

 

あーとん

世界的にも有名な聖母子像のティツィアーノや日本でも大規模な個展が開かれたエル・グレコモネルノワールといった印象派の巨匠達の絵画はもちろんだけれども!
せっかくだからやっぱりハンガリー出身の画家達に注目してほしいもんね!

びーさん

 

〈ティツィアーノ作 聖母子と聖パウロ〉

〈クリード・モネ作 トゥルービルの防波堤、干潮〉

引用:https://budapest.exhn.jp/works/

 

ではまずは
今回の美術展の
広告にもなっている
シニェイ・メルシェ・パールの
「紫のドレスの婦人」

〈紫のドレスの婦人〉

 

あーとん

日本ではほぼ知られていない作品ではあるけれど、ハンガリー国内では「ハンガリーのモナ・リザ」と呼ばれるほど親しまれた人気作品なんだの

 

この作品の注目ポイントは
美しい紫色のドレス
暖かい日差しを受けた
自然の風景です。

 

なんか、風景だけみると凄くまぶしいけど、紫のドレスがキレイに見える!

びーさん

あーとん

シニェイ・メルシェ・パール遅咲きの画家だけれども、ハンガリー芸術大学の学長も勤めた人なんだの

 

〈シニェイ・メルシェ・パール作 自画像〉

 

すっごく写実的な自画像だね!

びーさん

あーとん

そう。どちらかといえば写実的な表現が得意な画家なんだけれども、びーさんがさっき風景がまぶしいといっていたんだの
うん。光の表現っていうの?すっごくキラキラしてる

びーさん

あーとん

びーさん光の表現を追求した画家達のことをなんといったかの?
あ!そっか、印象派

びーさん

 

シニェイ・メルシェ・パール
一度もパリに訪れた事がない
にも関わらず
当時、主流となりつつあった
印象派とよく似た表現を
追求していました。

 

あーとん

印象派の画家達と同じく、発表された当時はみどりの風景と紫のドレスが合わないと批判されていたんだの
それが今ではハンガリーのモナ・リザって言われるんだもんね!

びーさん

あーとん

印象派の前の主流が写実的に描くことであったことを考えると、絵画的にはちょうど節目、代わり時のタイミングだったんだの
場所が変わっても似たような表現を求めるって、なんか不思議だよね!

びーさん

 

〈ヴァサリ・ヤーノシュ作 黄金時代〉

 

続いては
ヴァサリ・ヤーノシュ「黄金時代」
ヴァサリは
アール・ヌーヴォー、
後期印象派の画家で
今回展示されている作品の
額縁もまた
画家自らが手掛けたものです。

 

額縁の感じはアール・ヌーヴォーって感じ!

びーさん

あーとん

「黄金時代」はヴァサリの作品の中でも初期の作品で、ここからかなり画風が変わっていくんだの

 

〈ヴァサリ・ヤノーシュ作 黒いターバンの女〉

 

この人もまたまったく違う絵になった人だね!

びーさん

あーとん

軽いタッチに変わってからの作品は明るくデザイン性も高いものが多いんだの

 

そして最後に紹介するのが
リップル・ローナイ・ヨージェフ
「赤ワインを飲む私の父と
ピアチェク伯父さん」

 

〈赤ワインを飲む私の父とピアチェク伯父さん〉

 

作品のタイトルも長いけど、名前が可愛い画家さんだよね

びーさん

あーとん

まさかそこに注目するとは思わなかったんだの

 

リップル・ローナイ・ヨージェフ
ナビ派の画家で
家具やステンドグラスを
手掛けたりと
幅広く活躍した芸術家です。

 

あーとん

ちなみにナビ派とはゴーギャンの教えが元で生まれたグループなんだの

 

〈リップル・ローナイ・ヨージェフ作 女性と3人の少女〉

 

こうやってみるとまだまだ知らない画家さんていっぱいいるんだね

びーさん

あーとん

日本国内でもまだまだ紹介しきれていない画家がたくさんいるんだの
美術展だといろんな画家の作品がたくさん観れるし、それからお気に入りの作品を見つけて調べてみるのも楽しいよね!

びーさん

あーとん

知らない画家知らない作品にもたくさん出会えるのも美術展なんだの

 

それでは最後に
もう一度美術展のお知らせです。

ブダペスト美術展

会期:2019年12月4日(水)~2020年3月16日(月)
場所:六本木 新国立美術館
料金:一般 1700円
大学生 1100円
高校生 700円
休館日:毎週火曜日
(ただし2月11日は祝日のため翌日12日が休館日)
年末は12月24日(火)まで
年始の営業は1月8日(水)から
開館時間:10時~18時(金・土曜は20時まで)

 

あーとん

金曜日や土曜日は夜の8時まで開いているから、オススメなんだの

 

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