あーとん
2019年7月21日放送の
「日曜美術館」では
小野竹喬(おのちっきょう)が紹介されます。
美術の教科書にも
あまり載っていない
ちょっとマイナーな画家かもしれません。
あーとんと一緒に、どんな人物か学習していきましょう。
まずは公式サイトの
予告を確認しましょう。
地域のアートスポット紹介するシリーズ・にほん美の地図。今回は岡山県。地元出身の落語家・春風亭昇吉さんが土地に関わりの深いアートを通じ、岡山の魅力を再発見する。昇吉さんがまず訪ねたのは、瀬戸内海に面した笠岡市。小野竹喬が描いた深い輝きを放つ海の色のひみつを探る。
びーさん
あーとん
小野竹喬(おのちっきょう)プロフィール
生誕名:小野 英吉(おの・ひできち)
生年月日:明治22(1889)年11月20日
死没:昭和54(1979)年5月10日(89歳)
生活:岡山県笠岡市西本町→京都
国籍:日本
教育:竹内栖鳳(たけうちせいほう)
著名な実績:日本画
運動・動向:国画創作協会(現・国画会)の創立に参加
あーとん
日本画家の奥村土牛(おくむらとぎゅう)の
主な代表作は
瀬戸内海の鳴門の渦潮を描いた「鳴門」です。
あーとん
びーさん
びーさん
では、
小野竹喬の作品を見てみましょう。
小野竹喬(おのちっきょう)の代表作は?
小野竹喬(おのちっきょう)の作品を
年代別に見てみましょう。
*セザンヌの影響により洋画的手法を取り入れた「島二作」
*線描と淡彩による南画風の「冬日帖」
*日本画の素材を生かした大和絵的表現の「樹間の茜」。
夕焼け空を背景とした樹木の姿は竹喬絵画の代表的なモチーフです。
*晩年は、松尾芭蕉の自然観と融合させた
“奥の細道句抄絵”を描いた。
「あかあかと日は難面もあきの風」
びーさん
あーとん
西洋近代絵画に影響を受けた竹喬は、
写実的な表現を目指していましたが、
日本画の技法と素材では
十分に描けないことに悩んでいました。
32歳のころ、
その問題を解決するため思い切って
ヨーロッパに渡ります。
ヨーロッパで
東洋画における線の表現を
再認識した竹喬は、帰国後に
次第に独自の表現を見つけていきます。
そして晩年には、
日本画の素材を素直に生かした
色彩豊かな画風を確立したのです。
あーとん
びーさん
あーとん
小野竹喬が描いたのはどこの海?
『内海』は、タイトルからも感じ取れますが
瀬戸内海の風景を連想させる作品です。
竹喬が愛した笠岡の海景は、
昭和30年代からの干拓で一変してしまったそうです。
そのため、
この『内海』は、若い頃のスケッチを
もとに作品化したと言われています。
穏やかな海に一艘の小舟が漕ぎ出すところが描かれています。
びーさん
あーとん
びーさん
小野竹喬の作品はどこで見られる?
小野竹喬さんの作品は
色彩が綺麗なのでぜひ実物を
みてほしい作品です。
小野竹喬の故郷、
岡山県の笠岡市立竹喬美術館で
「生誕130記念小野竹喬のすべて」が
2019年7月6日~9月1日まで開催されます。
約200点の作品が展示されるそうです!
竹喬作品の変遷をたどることができる
良い機会ですね。
詳細は
笠岡市立美術館ホームページを
ご参照ください。