原三溪(はらさんけい・原富太郎)って誰?代表コレクションは?【横浜美術館】

あーとん

あーとんだの。今日は「日曜美術館」「原三溪 美の理想郷を追い求めた男」について紹介をするんだの!

 

 

2019年8月18日(日)に放送される
「原三溪 美の理想郷を追い求めた男」(NHK)では、
5000点に及ぶ
コレクションを作った
実業家でもあり
自身も芸術家であった・原三溪
をご紹介。
古美術を集め、
さらには若い芸術家の支援も
行っていた原三溪に迫ります

 

まずはどんな内容なのか
公式サイトで確認してみましょう!

秀吉ゆかりのお堂や三重の塔。横浜に古い名建築を集めた日本庭園がある。実業家・原三溪が自邸に作った三溪園。5000点に及ぶ古美術のコレクターでもあった男の物語。

横浜の邸宅に夢のような庭園の風景をつくりあげた原三溪。明治から昭和にかけ生糸貿易で財をなした実業家である。「美しいものは一人で楽しむのではなく皆で分かち合うもの」と庭園を無料公開。絵画にも造詣が深かった三溪は、5000点に及ぶ古美術を収集。国宝「孔雀明王像」にまつわる興味深いエピソードも紹介する。さらにパトロンとして新進の画家たちを物心両面から支援した三溪。彼が目指した理想の美の世界を探る。

 

この予告から気になるキーワードを
抽出すると・・・

  • 実業家・原三溪(はらさんけい)どんな人?
  • 三溪のコレクションて?
  • 日本庭園・三溪園ってどんなところ?

 

 

あーとん

あーとんだの!今回は実業家でもあり茶人でもあり自ら絵や書を嗜(たしな)んだ文化人であり古美術収集家原富太郎(はらとみたろう)またの名を原三溪(はらさんけい)について紹介するんだの
またまた凄い肩書きの人が来た感じがする。実業家ってことは前にも紹介してもらった松方コレクションと似たような感じかな?

びーさん

あーとん

そうなんだの。横浜美術館で開催中の「世紀のコレクション 原三溪の美術」に出品されてる作品もさらっと紹介するんだの
さらっとね

びーさん

あーとん

……頑張ってさらっと紹介するんだの!

 

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原三溪ってどんな人?

 

美術展の紹介もそうなんだけど、その前に名前が2つあるのが気になったんだけど。原三溪さん?富太郎さん?

びーさん

あーとん

富太郎は本名三溪は号。今で言えばペンネームのようなものなんだの

 

名前:原三溪
本名:原富太郎
生年月日:1868年10月8日
死没:1939年8月16日
出身:岐阜
職業:実業家

 

原三溪
本名・原富太郎は岐阜県の出身。
18歳で上京し
現在の早稲田大学で政治と経済を学び
卒業後、教師として跡見女学校
現在の跡見学園女子大学に赴任(ふにん)します。

〈跡見学園女子大学〉

 

あーとん

ちなみにこの学校は漫画「はいからさんが通る」の主人公が通っていた学校のモデルでもあるんだの

〈はいからさんが通る〉

 

あーとん

そしてこの学校で原三溪は運命的な出会いを果たすんだの!
運命的?

びーさん

 

三溪の教え子の中に
絹糸で成功を納めた
実業家・原善三郎(はらぜんざぶろう)の
孫娘が居ました。

 

はっ!?もしかして!

びーさん

あーとん

そう、三溪は原善三郎の孫娘・原屋寿子(はらやすこ)と大恋愛の末なんとか結婚を許してもらえて、原家に婿入りしたんだ

なんかそのエピソードだけでも物語が生まれそう

びーさん

あーとん

二人が再会したエピソードも、屋寿子の履いていた下駄(げた)の鼻緒(はなお)が切れてしまったのを直したのが三溪という、なんとも甘酸っぱいエピソードなんだの
もはや少女漫画でしかない!!

びーさん

 

善三郎の死後
家業を引き継いだ三溪
絹の貿易での成功
また各地に製糸工場を建設し
さらには横浜新興銀行
現在の横浜銀行の社長を
勤めるまでになりました。

 

結婚の話しもそうだけど、すっごい経歴の持ち主だった!

びーさん

あーとん

結婚に関しては当時は大反対されていたようだけど、別の財閥が管理していた富岡製糸場を譲り受けるまで成功していたわけだから、原家にとっても結果的にいい方向にいったんだの
えっ、待って!富岡製糸場って教科書にも出てくる所だよね?

びーさん

あーとん

日本の近代化に大きく貢献した産業の聖地だの

〈富岡製糸場〉

 

やっぱり凄い人だ

びーさん

あーとん

自業だけでなく、関東大震災後の横浜の復興に私財なげうったり、人としても尊敬できるところがたくさんある人なんだの

 

実業家として成功を収めた三溪ですが
あーとんが教えてくれた
震災後の復興支援の他にも
日本の古美術の収集
若い芸術家達の支援
精力的におこなっています。

 

はっ!?もしかして!

びーさん

あーとん

それが原三溪コレクションなんだの

 

 

原三溪の美術展はどんな展示?

 

原三溪
始めて美術品を購入したのが
25歳のとき。
そして三渓が古美術作品の収集
本格的に行っていくきっかけ
なったのが国宝「孔雀明王像」です。

〈孔雀明王像〉

 

あーとん

三溪が35歳のときに政治家の井上馨から約一万円で購入したらしいんだの

 

〈井上馨〉

 

 

え、一万円?

びーさん

あーとん

現代の金額で言うと約4000万ぐらいかの?
よ、よんせんまんえん……

びーさん

あーとん

雑な計算方法だから、正確にはもう少し高かったかもしれないんだの
ひぇぇぇ

びーさん

 

この「孔雀明王像」以降
三溪は熱心に作品の収集を行い
約5000点もの
コレクションを集めたといいます。

 

あーとん

ただ、三溪の死後、コレクションは色んな場所に散り散りになってしまうんだの
松方コレクションの時もそうだったね

びーさん

あーとん

今回横浜美術館で開催中「原三溪の美術展」はそのうちの約150点あまりが展示されている美術展なんだの

〈原三溪の美術展〉

 

なるほど。あれ?でもなんで横浜?

びーさん

あーとん

おっと、いい忘れてたんだの。三溪が婿入りした原家が横浜で、三溪自身も横浜の発展に尽力した人として名前が残っているんだの
そうだったんだ!他にはどんな美術作品が展示されてるのかな?

びーさん

あーとん

まずは三溪がコレクターとして集めた作品達

〈寝覚物語絵巻〉

 

〈宮本武蔵 布袋見闘鶏図〉

 

〈王子形水瓶〉

 

あーとん

それから三溪自身が手がけた作品達

 

〈原三渓 白蓮〉

 

 

そういえば三溪って名前はペンネームだったもんね!

びーさん

あーとん

そして、三溪が援助していた若き芸術家達の作品

 

〈下村観山 白狐〉

 

〈菱田春草 秋林遊鹿〉

 

あーとん

以前紹介したしたことのある速水御舟の「京の舞妓」も展示されてるんだの

 

〈速水御舟 京の舞妓〉

 

そっか、今回展示会原三溪自分で集めたコレクションと、自分が描いた作品、それに援助してた芸術家の作品が並んでるんだね!

びーさん

あーとん

中々見ごたえのある展示会だと思うんだの
お盆休み中混んでるかもしれないけど、せっかくの機会だしね

びーさん

あーとん

そうそう、横浜といえばもう一つ、行ってみて欲しい所があるんだの
えっ、中華街?

びーさん

あーとん

それは個人的に行きたい所じゃないかの?

 

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三溪園ってどんな場所?

 

 

三溪園
横浜市中央区にある庭園です。
その名の通り
原三溪が手がけた庭園であり
重要文化財に指定されている
建物12棟も持つ大庭園です。

〈三溪園〉

 

あーとん

東京ドーム約3.5個分の広さを持つ大庭園なんだの
重要文化財に指定されてる建物が12棟もあるんだもんね!それにしても一ヶ所に集まってるって凄いよね

びーさん

あーとん

これらの建物全ては元々横浜にあったわけじゃないんだの
えっ、どういう事?

びーさん

 

三溪園にある
重要文化財に指定されてる建造物は
全て京都や和歌山といった
別の都市から移築された建物になります。

〈和歌山から移築されてきた臨春閣〉

 

〈徳川家康が京都二条城に建てたといわれる聴秋閣〉

 

移築

びーさん

あーとん

元々あった場所から建物を解体して、新しい場所で一から組み直すんだの
ええっ!?そんなことができちゃうの!?

びーさん

あーとん

日本古来の大工技術である「木組み」が使われている建物であれば順番通りに解体して、その順番を逆にしてしまえば組み直すことが可能なんだの
昔からの技術ってすごい!

びーさん

 

〈木組み部材〉

〈三重塔の木組み〉

木組み博物館公式サイト

 

でも、元々あった場所じゃないのに重要文化財に指定されてるってなんか不思議

びーさん

あーとん

びーさんの言うように移築された建物という事で文化財指定されるときは問題にはなるんだの。でも、元々あった場所できちんと管理されていたかと言うと、中には管理しきれていなかった建物もあったりするんだの
ただでさえ古い建物だもんね。そうなると三溪園みたいにしっかり管理してくれる所があった方が未来へ残す為にはいいかもね!

びーさん

あーとん

修理や掃除は必要不可欠だからの

 

三溪園マップ

 

三溪園の中には
原三溪記念館が併設されています。
現在横浜美術館で行われている展示会に
出品されてる一部の作品
こちらの記念館でも観ることができます

〈原三溪記念館〉

 

あーとん

横浜美術館がみなとみらい駅で三溪園が桜木町駅からバスで行けるんだの

 

これなら1日あれば回れるかな?

びーさん

あーとん

美術展も庭園もゆっくりまわると中々時間がかかるけれども、ぜひどちらも楽しんで来て欲しいんだの

 

三溪園
住所:〒231-0824 神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
電車番号:045-621-0634
開園時間:9時~17時
※入園は閉園の30分前まで
休園日 :12月29日、30日、31日
入園料金:大人(高校生以上) 700円
こども(小学生・中学生) 200円
横浜市内在住65歳以上 (濱ともカードをご提示ください) 200円

 

原三溪の美術展
横浜美術館にて開催中
会期:2019年7月13日(土)〜9月1日(日)
開館時間:10時〜18時
毎週金曜・土曜は20時まで開館
※入館は閉館30分前まで
休館日:木曜日
チケット料金:一般1,600円
大学・高校生1,200円
中学生600円

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