あーとん
2019年5月22日(土)に放送される
「新美の巨人たち」(テレビ東京)では、
香川県・金比羅宮にある
高橋由一 作「豆腐」に、
俳優の要潤さんが迫ります。
まずはどんな内容なのか
公式サイトで確認してみましょう!
木綿豆腐、焼き豆腐、油揚げ…絵ではあまり扱われない題材をリアルに描いた油彩画『豆腐』。作者は幕末から明治にかけて活躍した“油彩画の父”高橋由一。武家に生まれ、幼少期は剣の修行を厳しく仕込まれた由一の転機は20歳の頃…人生を決定づけることとなる衝撃の出会いとは?そもそもなぜ西洋絵画で、日本的な題材である豆腐を描いたのか?西洋の絵画に人生を賭けた、一人のサムライの凄まじい情熱に俳優・要潤さんが迫ります。
<Art Traveler>要潤
この予告から気になるキーワードを
抽出すると・・・
- “油彩画の父”高橋由一とは?
- なぜ西洋絵画で、日本的な題材である豆腐を描いたのか?
あーとん
〈高橋由一 豆腐〉
びーさん
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〈高橋由一 鮭〉
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高橋由一(ゆいち)ってどんな人?
名前:高橋由一
生年月日:1828年3月20日
死没:1894年7月6日(東京)
活動拠点:東京
活動時代:明治時代
表現実績:洋画・油絵
高橋由一は1828年(文政11年)江戸で生まれ。
代々剣術の師範を勤める武士の
家の嫡子として生を受けました。
びーさん
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由一のエピソードとして
二歳で筆をもって人の顔を描いたという
お話が伝わっています。
12・3才の頃には
狩野派に弟子入りしていますが
当時は剣術のお稽古がメインで
絵に関してはほとんど習うことが
できなかったようです。
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びーさん
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日本の歴史で時代背景をみてみると
黒船来航が1854年で
由一は20代後半にさしかかった頃でした。
それから約十年後に
江戸幕府直下の洋学研究機関
蕃書調所(ばんしょしらべしょ)の
画学局に入局しています。
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〈丁髷姿の自画像〉
西洋の写実的な画風と
蕃書調所に入局して初めてみた
油絵の質感に感銘を受けた由一は
その生涯を油絵の研究と普及に捧げました。
〈花魁〉
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『豆腐』はどんな作品?
あーとん
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あーとん
〈豆腐〉
高橋由一が
まずは油絵を知ってもらうために
選んだ題材が
私たちの生活の身近にあるものでした。
びーさん
あーとん
“洋画や油絵を普及させるために
まずは身近なものを題材に選ぶことで
写実というのを受け入れてもらう”
もしかすると由一は
そんなことを考えていたのかもしれません。
びーさん
あーとん
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例えば
〈墨田堤の雪〉
〈不忍池図〉
こちらの2作品、
通常の油絵で使うキャンバスよりも
横長にかかれています。
これは日本家屋に使われている
欄間に飾ることを
意識して作られた作品だからです。
〈日本の欄間〉
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「豆腐」はどこでみられるの?
高橋由一は1879年(明治12年)に
金比羅宮(こんぴらぐう)で開かれた展覧会で
自分が運営する学校に資金援助をしてもらおうと
27点の作品を出品しました。
〈金比羅宮〉
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そのご縁もあり
現在香川県・金比羅宮境内にある
高橋由一館では27点の作品が
いつでもみれるようになっています。
〈鱈梅花〉
〈月下隅田川〉
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〈金比羅宮 高橋由一館〉
住所:香川県仲多度郡琴平町892ー1
金比羅宮社務所
開館時館:午前8:30~午後5時まで(年中無休)
入場料:<一般>800円
<大学生>400円