太陽の塔を解説!内部公開や第4の顔って?岡本太郎【新・美の巨人たち】

 

あーとん

あーとんだの。今日は「新・美の巨人たち」の『太陽の塔』×又吉直樹ベラボーな塔の真実、目を見張る内部の凄さについて紹介するの!

 

2019年6月29日(土)に放送される
「新美の巨人たち」(テレビ東京)では、
岡本太郎作『太陽の塔』
真の姿に

又吉直樹さんが迫ります。

 

まずはどんな内容なのか
公式サイトで確認してみましょう!

立ち続けて49年…約70mの高さを誇る『太陽の塔』1970年、日本万国博覧会のテーマ展示プロデューサーに就任した岡本太郎が創り上げた塔。彫刻なのか?建造物なのか?そもそも何のために造られたのか?そして半世紀ぶりに蘇った、内部に聳える「生命の樹」その神々しいまでの美しさに隠された秘密とは?芸人・又吉直樹さんが、太郎の発した数々の言葉から『太陽の塔』の真の姿に迫ります。

<Art Traveler>又吉直樹

 

この予告から気になるキーワードを
抽出すると・・・

  • 岡本太郎ってどんな人?
  • 『太陽の塔』は彫刻?建築物?
  • 『太陽の塔』の内部ってどうなってるの?

 

あーとん

芸術は爆発だー!!!!
ど、どうしたの急に!?

びーさん

あーとん

今回紹介する岡本太郎(おかもとたろう)氏のおそらく一番有名な言葉なんだの

 

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岡本太郎ってどんな人?

 

名前:岡本太郎
生年月日:1911年2月21日
死没:1996年1月7日(東京)
活動拠点:東京
活動時代:昭和~明治
表現実績:抽象美術・シュールレアリズム・原始美術

 

岡本太郎は神奈川県の生まれ。
父は漫画家
母は小説家という家で育ち
1929年に一家でパリへとわたります。

 

あーとん

岡本太郎は小さい頃から絵を描くのが好きな少年だったんだの。でも好きと同じぐらい何のために絵を描くのかと悩み続けた人でもあるんだの
好きだから、描きたいから描くじゃだめだったのかな?

びーさん

あーとん

うーん。好きだけじゃないもっと強い理由か何かを求めていたのかもしれないの
何か?

びーさん

 

『何のために絵を描くのか』
この事に悩まされていた岡本太郎は
移り住んだパリで
運命的な出会いをします。

 

運命的な出会い?

びーさん

あーとん

そう。パブロ・ピカソのとの出会いなんだの

 

〈パブロ・ピカソ 水差しと果物鉢〉

〈パブロ・ピカソ〉

 

ピカソの芸術に衝撃を受け
ピカソを越えることを目標
岡本太郎は製作に没頭していきます。

 

〈痛ましき腕〉

〈燃える人〉

〈午後の日〉

〈こどもの樹〉

 

 

あーとん

他にもオリンピックのメダルや野球チームのロゴをデザインしてたりもするんだの

 

〈大阪近鉄バファローズ ロゴ〉

〈1964年東京オリンピック 参加メダル 表側〉

 

 

すごく熱い人なんだなって思える作品だよね。力強い感じがする

びーさん

あーとん

芸術は爆発だー!という言葉の通りとてもエネルギッシュな作品が多いんだの

 

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太陽の塔ってどんな作品?

 

そういえば今回紹介してくれる作品って確か大阪にある『太陽の塔』だよね?

びーさん

あーとん

よく知ってるんだの。そう、今回紹介する『太陽の塔』万博記念公園にある巨大なモニュメント、つまりは記念碑(きねんひ)なんだの

 

〈太陽の塔〉

 

『太陽の塔』が製作されたのは
1970年大阪で開催された
日本万国博覧会(にほんばんこくはくらんかい)
通称 万博(ばんぱく)の
シンボル作品として建造されました。

 

建造ってことはやっぱり建物になるのかな

びーさん

あーとん

建築物ではあるけれども、作品の要素が強いとあーとんは思っているんだの

 

塔の高さは約70m
基底部の直径約20m
腕の長さ約25mの
鉄骨鉄筋コンクリート造り。

頭上の金色に輝く顔未来
真ん中にある太陽の顔現在
そして後ろにある黒い太陽
過去を表しています。

 

〈金色の顔〉

〈太陽の顔〉

〈黒い太陽〉

 

あーとん

そして実は地下にも「地底の太陽」という作品が展示されていたんだの。ただ、万博が終わった時の撤去作業以降行方不明なんだの

 

〈地底の太陽〉

 

それは残念だよね。でも、今でも中に入ったりできるんでしょ?

びーさん

あーとん

今といっても、万博終了からながーーーーーい年月の経った2017年にようやく公開されるようになったんだの

 

万博終了後も
太陽の塔の外観は残りましたが
安全性の問題もあり
地下空間は閉鎖後埋め立てられ
内部の公開も中止されていました。

 

安全性?

びーさん

あーとん

元々万博のシンボルとしての建築物で、大きな地震に耐えられるような建物ではなかったんだの

 

何かの記念といった
限定的な公開はされていました
2016年に
内部の修復・公開を目指す
企画が立ち上がり
2017年に
ようやく一般公開
されることになりました。

 

あーとん

さらっと説明してあるけど万博以降、内部を公開するのにはものすごーーーーーくたくさんの努力があった事は覚えてて欲しいんだの

 

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『太陽の塔』の内部ってどういうふうになっているの?

 

『太陽の塔』が過去現在未来の意味を持ってるってことは、中はどんなテーマになってるのかな?

びーさん

あーとん

ずばり『生命の樹』なんだの

 

太陽の塔の内部は、
鉄鋼製で造られた高さ約41mの
「生命の樹」があります。
樹の幹や枝には
大小さまざまな292体もの
模型が取り付けられています。
この模型は
アメーバーなどの微生物から
ハ虫類、恐竜、そして人類と
生命の進化の過程を表現しています。

 

〈太陽の塔内部 生命の樹〉

 

すごく不思議な空間だね!

びーさん

あーとん

『太陽の塔』の中にはいるには公式ホームページで必ず事前予約をしないといけないから注意が必要だの
見学にも写真撮影禁止エリアがあったりルールがあるからきちんと確認してね

びーさん

 

太陽の塔

開館時間:午前10時~午後5時
事前予約必須(公式ホームページ参照)
太陽の塔 入館料:大人700円
小中学生300円
※別途、万博記念公園自然文化園入園料も必要となります

 

あーとん

それからもう一つ『太陽の塔』を語る上で忘れてなら無いのが対となる作品『明日の神話』なんだの

 

 

 

『太陽の塔』と対になる作品ってなに?

 

『太陽の塔』と対をなす作品に
『明日の神話』があります。

 

〈明日の神話〉

 

この作品は
1954年に起こった
第五副竜丸の被爆事件
衝撃を受けた
岡本太郎氏が製作した作品です。

 

〈第五福寿竜丸〉

 

被爆事件って、そんな事件があったの?

びーさん

あーとん

この事件は、事前に教えられていた安全区域に居たはずの漁船の多くが核実験に巻き込まれてしまったんだの。その中に日本の第五福竜丸もいたんだの
悲しい事件だったんだね

びーさん

 

 

悲しく痛ましい事件に
立ち向かう人々の再生
テーマに描かれたこの作品も
一時期行方不明となっていましたが
現在は渋谷の駅構内観る事ができます。

 

あんまり意識してなかったけど、駅こんなに凄い作品が展示してあったんだね

びーさん

あーとん

元々はパブリックアート、ようするに誰もが自由に出入りできる場所に置いて欲しくて作られた作品だから駅の中にあるのはこの作品本来の目的でもあるんだの

 

「芸術は爆発だ」
この台詞だけを聞くと
少し乱暴な印象を
受けてしまいがちですが

岡本太郎氏は
自身が書いた本の中で
こうものべています。

『ぼくが芸術というのは
生きることそのものである。
人間として最も強烈に生きる者、
無条件に生命をつき出し爆発する、
その生き方こそが
芸術なのだということを強調したい。

芸術は爆発だ

これは随分前からの私の信念であり、
貫いてきた生き方だ。
全身全霊が宇宙に向かって
無条件にパーッとひらくこと。
それが爆発だ。
人生は本来、瞬間瞬間に、
無償、無目的に爆発しつづけるべきだ。
いのちの本当のあり方だ。』

岡本太郎『自分の中に毒を持て』より

 

 

正確な意味はちょっと分からないけど、作品を観た後だとすごく熱い人なんだなってのは分かるよ

びーさん

あーとん

絵画製作もそうだけど、岡本太郎氏は本もたくさん書いている人なんだの
岡本太郎語録?

びーさん

あーとん

ネットで調べると好きな言葉をまとめたサイトや本も出てくるんだの
ちょっと調べてみようかな?

びーさん

 

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